2009年8月31日月曜日

思うほどつらくなく、思うほど平気じゃない


このところ、左胸が痛くてちょっとやになっています。
とはいっても、ホルモン療法を続けつつ、定期的な検査もしっかり行っているので、たとえば再発とか、ほかの病気と関係があるとかいうのではないと思うのです。
たぶん、左は乳房だけでなく、わきの下をえぐられているので、神経にも傷がつき、それと関係しているのだと思うのです。
ただ、思わず胸を手で抑えてしまうような痛さ、ときにチクチクした感じ、あるいはろっ骨イテ!みたいな状態になります。
だからといって、それを解消する方法はないのだろうと思います。慣れていくしかないのだと思います。
わたしは人から見ても自分から見てもノーテンキで、無駄に明るいかんじの人間です。
弱っているのは似合わないし、弱ったそぶりも見せたくないと思っています。
しかしときどき、意味もなくイライラします。ユーウツになったりします。
この、胸の痛みがきたときとか、左腕にかるいむくみとだるさが出たときとか、
左腕に大量に蚊がむらがり、刺されまくっても感じず、そのくせ、あとで肉とか骨の中がむやみにかゆいような感覚に襲われるときに、そうなります。
左腕の肩からひじあたりまではマヒしているため、蚊に刺されている途中で気づくことができません。
そのため、やたら左腕だけボコボコになっていることがあるんですね。
そのイライラを人に理解してほしいとは思わないのですが、ちょうどイライラしているときに、
あなたはそんなに元気だもん、絶対もう大丈夫ね、とか
あなたの病気はたいしたことないんでしょ?
もう今はすっかりよいんでしょ?
と言われると、なんとはなしに面白くないような心もちになります。
要するにわたしはある種のわがまま病です。
あまりいたわられるのは嫌。
そのくせあんまりケロッとしている、元気だね、と言われると、そんなわけないじゃん!!
と文句の
ひとつもいいたくなり、心の中でぶつぶつ言うんですから。
自分の気持ちをときどき持て余しながら、おっかしいな、わたしと思うのです。
だって、この病気と共存していこうと決意したときに、
いつなくなくなるかわからない命だから、ぐちをいうより自分にできる仕事をして、
家族のためにできるだけのことをして、
会いたい人に会って、人に求められていることをしようと決めたのに、
その基本がぐらぐらするんですから。
人が思うほどつらい状況ではないのですが、心の問題がこれでけっこう襲ってきて、
親しい人たちが思うほど平気でもないわたしなのでした。

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